食のアトリエ憲章        



  
  わたしたちはみな命を食べている
 

 

思えば不思議です。

食べるということは、無数の他者が自分になること。

さっきまで「りんご」だったものが、

一口かじったとたんに「わたし」になるのです。

そのりんごを育てた太陽の光や、ふりそそいだやわらかな雨、

吹きぬけた風や、大地の滋養が、めぐりめぐって、わたしになる。

つまり、わたしはりんごを育てた「環境」そのものを食べていることになる。

そう思えば、この世界を、いつまでも汚れのない、

美しい世界にしたいと思います。

きれいな水、きれいな空気、きれいな大地があってこその、

わたしのすこやかな命なのです。

食べるということは、世界とつながること。

地球をまるごとかじること。

めぐりめぐる命のひとつとして輝くこと。

「いただきます」の一言に、みんながその気持ちを込められれば、

世界はきっと

もっともっと美しい場所になるでしょう。

                                     作:寮 美千子   




 
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 寮 美千子(りょう みちこ、1955年 - )プロフィール(http://ja.wikipedia.org/wiki/寮美千子)
         日本の童話作家・絵本作家・小説家・詩人。幼年童話から絵本、ジュブナイル、
       小説純文学まで手がけ、題材も先住民関連から宇宙天文関連まで幅広い。祖父 
       は大正末期から昭和初期に活躍した科学ライター、寮佐吉。2005年、大人を主人
       公とした最初の小説『楽園の鳥 カルカッタ幻想曲』(講談社)が第33回泉鏡花文 
       学賞を受賞

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食のアトリエキャラクター「アトリエちゃん」誕生秘話

 2006年7月冊子作りの助成金確定

 2006年イラストで誕生  引中の美術部コンペが行われて
               平井彩友美さんの作品が選ばれ、「アトリエちゃん」と命名。

 2007年3月 冊子「食べたい知りたいつくりたい」発行 3000部が大和市に出る。
      7月 アトリエちゃんスタンプラリーで活躍
  その後イベント宣伝には必ずキャラクターとして登場

 2010年12月27日 あみぐるみアトリエちゃん誕生
               by あみぐるみ作家 「そらねこ」 鷹野友美さん。
 2011年 「食のアトリエHP」 の巻頭を飾る。
             アトリエちゃんのコメント             
       「 イベントで皆様にあえること楽しみにしています。 」   

 イラストの作者は、「おお!まさま、まさか!すごい、かわいい。色がおもった通り。」の感想で
した。

 イラスト作者とあみぐるみ作家の出会いは2011年 
企画楽しみにお待ちください。







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