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食のアトリエ憲章 
わたしたちはみな命を食べている
思えば不思議です。
食べるということは、無数の他者が自分になること。
さっきまで「りんご」だったものが、
一口かじったとたんに「わたし」になるのです。
そのりんごを育てた太陽の光や、ふりそそいだやわらかな雨、
吹きぬけた風や、大地の滋養が、めぐりめぐって、わたしになる。
つまり、わたしはりんごを育てた「環境」そのものを食べていることになる。
そう思えば、この世界を、いつまでも汚れのない、
美しい世界にしたいと思います。
きれいな水、きれいな空気、きれいな大地があってこその、
わたしのすこやかな命なのです。
食べるということは、世界とつながること。
地球をまるごとかじること。
めぐりめぐる命のひとつとして輝くこと。
「いただきます」の一言に、みんながその気持ちを込められれば、
世界はきっと
もっともっと美しい場所になるでしょう。
作:寮 美千子
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日本の童話作家・絵本作家・小説家・詩人。幼年童話から絵本、ジュブナイル、
小説純文学まで手がけ、題材も先住民関連から宇宙天文関連まで幅広い。祖父
は大正末期から昭和初期に活躍した科学ライター、寮佐吉。2005年、大人を主人
公とした最初の小説『楽園の鳥 カルカッタ幻想曲』(講談社)が第33回泉鏡花文
学賞を受賞
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